1.さくら草(雪どけ水はつめたくて)

作词:中村知子
作曲:中村贵之

まだねむたそうな雪が そろそろ起き出した崖っぷちに
水の流れを见つめてる さくら草
君を思い出すかのように
人の心って胜手なもの
人の心って都合のいいもの
人の心ってはかれないもの
自分の心さえ恐ろしい

雪どけ水はつめたくて
君のあつい心を冷やしたのか
水の流れの激しさが
君の激しさをのみこんだのか
积もった白い雪がとけてしまうと
たのまないのに春は叉やってくる


2.ルージュはサイレンス

作词:天野音彦
作曲:天野音彦

耳に摇れてたピンクのイヤリング外して
仆の手のひらに落して行った
ほんとに爱してたんだ口に出しても
仆の言叶にはリアリティが无い
ルージュはサイレンス

空气に刻んだメモリーだけ
ルージュはサイレンス
魔法の咒文はさよならだけ
なぜ わかりあえない
なぜ わかりあえない

オレンジやレタス抱えて君が押すチャイムも
今度目觉めたら想い出にしよう
不思议な响きなんだ留守番电话に
残された声をまだ消せないでいる
パーティはサンセット
浮かれた季节が变っただけ
パーティはサンセット
媚药に溺れたイメージだけ
なぜ わかりあえない
なぜ わかりあえない
ルージュはサイレンス
空气に刻んだメモリーだけ
ルージュはサイレンス
魔法の咒文はさよならだけ
なぜ わかりあえない
なぜ わかりあえない


3.いなかっぺちゃん

作词:天野滋
作曲:天野滋

きらいきらいはききあきて
そんなにわがままいうんじゃあない
ボクまでおこるよ だだっこちゃん
きみがよぶのは わかっていても
ふりむいてしまうのは しゃくなんだしゃくなんだ

だめよだめだめつらいから
そんなにないたらだめなんだ
おはながでるよ さあふいて
きみはおさげの かわいいこ
わたいれがにあうよ いなかっぺなんだなあ
いなかっぺなんだなあ

いやよいやいや いうきみが
ホントはすきだとわかってる
赤いほっぺにかいてある
きみは元气な女の子
东北育ちさ いなかっぺなんだなあ
いなかっぺなんだなあ


4.雪の精

作词:天野滋
作曲:天野滋

きみの颜が白すぎるので
雪の中では见分けがつかなくなったんです
とってもきれいすぎるので
ボクはまるで雪の精みたいに思えたんです
だきしめたくて近づくとすっと消えてしまう
だからやっぱりきみは
雪の精 雪の精
きみはふしぎな雪の精

きみの指が细すぎるので
雪をつかむとすぐにこおってしまうんです
すきとおっているようだから
きみの心は手にとるようによめるんです
でもだきしめようと考えるといつもにげてしまう
だからやっぱりきみは
雪の精 雪の精
きみはふしぎな雪の精
目をとじると现われてまたボクをからかうんです
いたずらっこ

つめたい风にあたってるから
ほほのふくらみが赤くなってしまったんです
はずかしそうに手でかくす
きみはまるでお人形みたいにみえたんです
でもだきしめようと近づくとすぐに视线をそらす
だからやっぱりきみは
雪の精 雪の精
きみはふしぎな雪の精


5.冬がのぞいてる

作词:天野滋
作曲:天野滋

君が本を片手に持ってだまってすわるそのわきで
障子のすきまをはずかしそうに冬がのぞいてる

からの茶わんのそこにはこちんとこおったためいきが
ほこりにまじったけだるさは
ぬけたかみといっしょさ

ボクもきっと自分の年を数えるときがくるだろな
头のしらががふえるのを气にするときがくるだろな

じょうだんなんかいえないで
しくはっくのいったりきたり
でるまくなくてひまそうな てるてるぼうず

日はまた少しかたむいて屋根は赤くなってくる
いつもと同じけしきの中で自分だけが年おいて

ボクもきっと自分の年を数えるときがくるだろな
头のしらががふえるのを气にするときがくるだろな

じょうだんなんかいえないで
しくはっくのいったりきたり
でるまくなくてひまそうな てるてるぼうず


6.くちづけ

作词:中村贵之
作曲:中村贵之

初めてのくちづけを受けながら
小さなからだがふるえていたね
长めのまつげをふるわせながら
はずかしそうにうつむいていたね
子供の世界からぬけ出した君と仆
ちっぽけな旅だけど二人なら
はぐれないようにいついつまでも
たしかな今の时をつれて

最后のくちづけを受けながら
小さなからだがこわばっていたね
长めのまつげに光った泪が
哀しい想いをおしえていたね
大人の世界へは行けなかった君と仆
つまずいた足もとに身をすくめ
步こうともしないで泣いてる君を
刻んでおこう今の胸に


7.一片の幸せ

作词:天野滋
作曲:天野滋

古い本をひっぱりだして ページをひらくと
かびくさいにおいが ボクをつつむ
それだけでいい气分になってしまう
それだけで物语が目にうかぶ

昔のあなたと ばったり会ったなら
ボクもすばやく 昔に归る
それだけで幸せになってしまう
それだけでなみだがほほに光る

今のあなたは 思い出だけだから
ボクも昔と 比べはしない
いっしょにいるときはだまっていよう
それだけであなたは恋人にもどる


8.雪どけ水はつめたくて

作词:天野滋
作曲:天野滋

雪どけ水は冷たくて つかっているのはつらいけど
きみがひざまでつかってるので
ボクもがまんしてるんだ

でもボクはとても ひざまでは
はいるきもちになれなくて
きみのあとをおうのは なかなかできない

おくびょうなボクは
小说の主人公みたいになれないで
きみをさらっていけやしない
さらってゆけない

そして木片をひろってきては
たきびをつくっているんだ
はやくあがってこないかと
おもっているのに

おくびょうなボクは
小说の主人公みたいになれないで
きみをさらっていけやしない
さらってゆけない


9.仲直り

作词:中村贵之
作曲:中村贵之

日だまりの中で君はお日さまの腕の中
昨日のことなどなかったみたいに
气持ち良さそうにまどろんでいる

昨日の今日だからきっとおこっていると思ったから
调子がくるったみたいだけど
つられてすなおになれる气がする
仲なおりしよういつものように
仲なおりしようこれからのために
仲なおりしよういつものように
仲なおりしよう二人のために

つゆにぬれてる草と空の青さも笑い出す
おこった瞳もよく似合うけどやっぱり笑った瞳が似合う
仲なおりしよういつものように
仲なおりしようこれからのために
仲なおりしよういつものように
仲なおりしよう二人のために

日だまりの中の君とお日さまがまぶしそう
昨日のことばが耳にのこってためらっている仆だけ一人

そんな气持も知らず草笛を吹きながら
おどけてみせる君を见ると
一人ずもうを取ってたようだ
仲なおりしよういつものように
仲なおりしようこれからのために
仲なおりしよういつものように
仲なおりしよう二人のために


10.夜

作词:天野滋
作曲:天野滋

たとえ夜がどんなに深くてもいいさ
二人でのめりこんでしまうのもいい
ボクが君にいう夜の言叶は暗やみに向けて放ち
君がボクにいうおしろいだらけのはなしも
空气をはうだけ
もっともっと乐しいことさがそう
もっともっとおもしろいことさがそう……

きみの体は光っててやみの中でもみえる
かみがみだれて肩にかかっているのがわかる
ボクが君にする爱のあかしはしらじらうそがもえて
ボクに答える君の体は
そのうそ知らないはずはない
もっともっと乐しいことさがそう
もっともっとおもしろいことさがそう……


11.なんて空だろう

作词:天野滋
作曲:天野滋

この灰色の空は押しつぶそうとボクの头の上
そんなに气持ちがいいんだろうかボクをいじめて
なんて空だろうなんて空だろう
ボクの心はくしゃくしゃになってしまいそう

今のボクには勉强なんかなんになる
うそで固めたなぐさめなんか欲しくない
なんて空だろうなんて空だろう
晴れたところで行くとこなんかある译じゃないが

动いたって自分の家が建つ译じゃなく
どこかしらないところへ行ってしまいたくなる
なんて街だろうなんて街だろう
ビルとビルのすきまにむらがる人ばかり

なんて空だろうなんて空だろう
都会の空は人の心もかえるのか
なんて空だろうなんて空だろう
ボクの心も灰色にぬりつぶす气なんだろう


12.五丁目二番地

作词:天野滋
作曲:天野滋

淋しさに耐えかねて 公众电话
ダイヤルを回す音 心に冻みる
归るよ今すぐ やさしさ求めて
归るよおまえに 安らぎ求めて
路地里に迷ってる子犬を抱いて
おまえが待っている五丁目二番地

履いた靴が重い程 疲れた时に
振り返ると影一つ 仆の影だけ
归るよ今すぐ 何もかも弃てて
归るよおまえに 安らぎ求めて
ポケットの小钱をはたいて买った
花束を抱えて 五丁目二番地

归るよ今すぐ やさしさ求めて
归るよおまえに 安らぎ求めて